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Author:wabi


治療の一環として始めた海岸散策。
そこで知り合った海岸猫たちと交流を
深めるうちに彼らの魅力に心惹かれて
2009年10月に旧ブログを開設。
そして2015年9月に当ブログを新設。

★プロフィール写真は元海岸猫の愛猫

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2010年1月23日
東京都荒川区東日暮里で行方不明
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2012年8月5日
名古屋市緑区姥子山鳴海グランドで
行方不明
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厄難

私がそのメールを開いたのは、昼を少し回った頃だった。
差出人はブースカさん。送信日時は、今日の午前9時49分と記してあった。
『wabiさん!緊急』の件名を見て、私は急いでメールを読みはじめた。

そこにはサンマが足から血を流し、小屋で寝ていると書いてあった。
ブースカさんは実家に向かう飛行機の時間が迫っていたため、私にメールを出したのだ。




私は遣り掛けの仕事を放り出し、自転車でエサ場へ向かった。



サンマは既に小屋の中にいなかった。
しかし、小屋に敷いてあったタオルを見て、サンマの怪我が現実であることを知った。

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さらに、タオルの下にあったクッションに残るどす黒い血の跡を見て、サンマの怪我が重傷であることも、知った。
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私は最悪の事態を考えはじめていた。


だが、肝心のサンマの姿が見えない。
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ミケは植込みの中で、のん気に日向ぼっこをしていた。
ミケエリア100601-01.jpg
長閑な昼下がりの光景に、私は一瞬サンマの怪我のことを忘れてしまった。
私はその時、Iおばさんが午前中エサ場を訪れていることに思い至った。
「そうか、サンマはもう病院へ連れて行かれたんだ」



ところが、そこへ現れた猫好きおじさんに訊くと、「サンマならさっきまでそこにいたよ」と言い、私を案内してくれた。
しかし、その場所にもサンマの姿はなかった。

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私は目を凝らして、辺りの植込みの中を探った。
その私の目が、薄暗い植込みの中に、あるモノを発見した。
私は猫好きおじさんに大声で「サンマだ、サンマがいた!」と言いながら、植込みの中へ跳びこんだ。



サンマは植込みの奥でうずくまっていた。
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「サンマ、お前生きてたか!」


しかし、サンマの後足を見た私は、思わず唸り声を出した。
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右の後足はどす黒い血に砂がこびり付き、左の足先は大きく腫れ上っていた。


取り敢えず、サンマを抱きかかえてエサ場まで連れてきた。
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そして、猫好きおじさんに手伝ってもらい、サンマの後足をペットボトルの水で洗うことにした。
その間、サンマは悲鳴のような鳴き声を上げ続けた。
私はサンマに「ちょっと我慢してくれ」と言いながら、傷に付いた砂を落とした。



私は、サンマをタオルの上にそっと寝かせた。
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サンマの傷が露になった。
その傷を見た私は「誰にやられたんだ!?」とつい声に出した。



陽射しが強いので、サンマを涼しい日陰に移した。
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サンマが上体を起こし、立ち上がろうとしている。


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そのサンマを、猫好きおじさんが優しく宥め、身体を元に戻した。
このおじさんは家を持っていないが、そんなものよりずっと価値のあるモノを持っている。



ミケがエサ場へ戻ってきた。
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ミケの表情は憎たらしいほど穏やかだ。


サンマはオシッコをしたあと、ヒョコヒョコと歩きだした。どうやら酷い骨折はしていないようだ。
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私はこの時、サンマが植込みの奥にあるエサを食べに行くものと思っていた。


ところが、サンマは人が入れない植込みの奥に座りこんでしまった。
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私には遣り掛けの仕事が待っていた。
後のことを猫好きおじさんに頼み、私はエサ場をあとにした。






仕事を片付けた私は、消毒薬、タオル、ティッシュを袋に詰め再びエサ場へ駆けつけた。


エサ場には、あらしさん、KおじさんKおばさん夫妻、それに猫好きおじさんがいた。
サンマのことを訊くと、植込みの奥に入って出てこないと言う。
そこで私が植込みに潜りこみ、サンマの首根っこをしっかりと掴んで引っ張り出した。
こんな時、よけいな憐憫など必要ない。



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Kおじさんがサンマの頭を優しく撫でる。あらしさんはサンマの足を握っている。


私はサンマの傷口に消毒薬をたっぷりと吹きつけた。
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さんまの傷は思いの外深く、肉がえぐれて一部白い骨が覗いている。


相談の結果、サンマを病院に連れて行くことにした。
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そのためのキャリングケースを借りに、あらしさんがIおばさんの家へ向かった。


サンマが小さく震えていたので、暖かい日向へ移した。
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陽射しのせいか、顔見知りの人に囲まれたせいか分からないが、サンマがやっと落ち着きを取り戻してきた。


サンマは眼を閉じ、動かなくなった。
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人間がサンマと同じ傷を負ったら、激痛に耐えられず泣き叫んでいるはずだ。
生き物の中で痛みに一番弱いのは、おそらく人間だろう。



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Iおばさんが血相を変えてやって来た。
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そして、サンマを見るなり「サンマちゃん、どうしたの!?」と声を上げ、駆け寄っていった。
その光景は、まるで我が子に駆け寄る母親のようだった。
午前中、Iおばさんがエサを持ってきたときには、ミケもサンマもエサ場にいなかったそうだ。
その時サンマは、私が発見した植込みの奥でうずくまっていたのだろう。



Iおばさんは、サンマをそっとキャリングケースに入れ‥‥
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病院へ向かって行った。


KおじさんKおばさん夫妻とあらしさんも、Iおばさんのあとを追った。
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私はエサ場の片付けをするため、ひとり残った。
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ミケはいつの間にか植込みへ戻り、日向ぼっこの続きをしていた。
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それも妙な格好で‥‥


浜に出てふと上を見ると、抜けるような青空が広がっていた。
今日の空がこんなに青いことを、私はその時初めて知った。

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でも、青い空もそれを映した青い海も今の私には疎ましく思えた。


私も病院に向かおうと、荷物を取りにエサ場へ戻った。
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そこへ、一昨日ミケを訪ねてくれた女の子とそのお母さんがやって来た。
サンマのことを話すと、驚き「うちの結(ゆう)も明日同じ病院へ連れて行くからサンマちゃんのこと訊いてみます」と言ってくれた。



病院には、KおじさんKおばさん夫妻とあらしさんがいた。
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Iおばさんは用事があるので既に帰っていた。


話を訊くと、診察を待っている人が多く、すぐには診られないとのこと。
そこで、サンマを一晩預けることにしたと言う。

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診察結果は、明日の朝Iおばさんが電話で訊くことになっている。





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PM 03:40
私がエサ場に駆けつけると、KおじさんKおばさん夫妻とあらしさんが来ていた。
挨拶もそこそこに「サンマは?」と私が訊くと、Kおばさんが「帰ってきてるわよ」と応えた。

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サンマは、病院に行く時使ったキャリングケースにそのまま入っていた。
話を訊くと、午前中にIおばさんが病院から連れ戻したと言う。



サンマの表情は、いつもと明らかに違っていた。
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傷が痛むのか、それとも傷を負った時のトラウマに襲われているのか、私には分からない。

サンマの傷は、どう見ても犬やカラスなどの動物に負わされたモノではない。
彼らにサンマの後足二本を同時に傷付けることなどできはしないからだ。
右足の傷ならその可能性もなくはないが、左足に外傷をつけることなく腫れ上がるほどの力を加えるのは不可能だ。
私は、サンマの傷は人為的なモノだと確信している。
ただ、誤解を招くといけないので付け加えると、それが故意に行われたと言っている訳ではない。
私の推測はこうだ。
周りから得た情報を総合すると、サンマが危難に遭ったのは5月31日の夜遅くから翌朝までの間だと思われる。
エサ場前のサイクリングロードは車両の乗り入れが禁止されているが、夜には時折バイクが走る。
信号がないサイクリングロードは、先を急ぐには絶好の道だからだ。
そして、サンマは昼間でも平気でサイクリングロードに、うずくまったり横たわったりする。
サイクリングロードを走るバイク、そしてそこに横たわるサンマ、このふたつが不幸にも重なったと私は思っている。
勿論、この推測が当たっている証拠はどこにもないし、外れている可能性も高い。
事実を知っているのはサンマとサンマを傷つけた犯人だけだ。

私の推測は見事に外れたようだ。
その訳は明日の記事で報告します。



Kおじさんが、サンマに手ずからエサを与える。
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その様子を、あらしさんが心配そうに覗いていた。


Kおばさんの提案で、サンマを陽の当たる場所へ移動させた。
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すると、サンマがゆっくりと身体を起こしはじめた。


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そして、後足をかばいながらキャリングケースから出てきた。


サンマはオシッコがしたかったのだ。
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この時、サンマは痛みに耐えていた。
実は昨日からそうなのだが、サンマは後足の痛みでちゃんと座ることができないのだ。



後足を横にしたこの姿勢じゃないと、サンマは苦痛を感じる。
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サンマの眼の前にエサと水を持ってきた。食欲があればいいのだが‥‥。


サンマはエサに口をつけないで、水を少しずつ飲みはじめた。
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いつまで経っても、サンマはエサを食べようとしない。


あらしさんがサンマの好物であるカツブシを与えると、初めて口をつけた。
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しかし、他のエサを食べることは、ついになかった。


サンマの眼は何かを見つめているようだが、その視線の先にこれと云った対象物はない。
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サンマが見ているのは今ここにあるモノではないと、私は思った。


サンマを抱いてキャリングケースに戻した。
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しばらくすると、サンマは眠りに就いた。


サンマが眠ったのを見届けたKおじさんとKおばさんは、エサ場をあとにした。
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あらしさんも自宅へ帰っていった。


ミケは昨日と全く同じ場所で日向ぼっこをしている。
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よっぽどこの場所が気に入ってるようだ。


Iおばさんがサンマの様子を見に来た。
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通りかかった人もつい足を止め、サンマのことを心配そうに見ていく。


そこへ結(ゆう)ちゃんが飼い主さんに連れられやって来た。
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飼い主さんは今朝、サンマを預けた病院へ結ちゃんの薬をもらいに行っていた。
その際、退院前のサンマの様子をわざわざ見てくれていた。
その様子をブログを通じて私に知らせようとしたが、コメントの仕方が分からず、直接私に会いに来たと言う。
「他の猫ちゃんは鳴いていたけど、サンマちゃんだけおとなしくしていたの」と、その時の状況を教えてくれた。



サンマはよほど疲れているのか、近くで重機が立てる騒音も気にせず眠り続けている。
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サンマの左足の腫れは昨日とほとんど変わっていない。
歩く際は傷を負った右足より、腫れ上がった左足をかばっている。



ミケは、私が呼びかけても知らん顔だ。
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皆がサンマばかり構うから、すねているのかも知れない。猫も嫉妬深い動物なのだ。


さっきの場所が陰ったので、キャリングケースを陽の当たるところへ移した。
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移す際も、サンマが目覚めることはなかった。


エサ場から人がいなくなり、私ひとりになった。
私は眠り続けるサンマの側で海を眺めていた。

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あらしさんが、サンマのために新しいタオルを持ってエサ場へ戻ってきた。
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サンマの入ったキャリングケースを、傘の盾で囲った。


サンマは相変わらずこんこんと眠り続けている。
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「サンマ、夜中に様子を見に来るからな」


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夜中過ぎ、私は再びエサ場を訪れた。
今夜は月が出ているからまだいいが、そうでないと夜中の防風林は漆黒の闇に包まれる。

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私はミケとサンマを起こさぬよう、静かにエサ場の奥へ入っていった。


しかし、キャリングケースはサンマごとなくなっていた。
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この置手紙を見た私は「やっぱりな‥‥」と呟いた。
実は、あらしさんと私は夕方サンマの事で長い間話し合った。
その時、時間をずらしてサンマの様子を見に来る約束を交わした。
しかし、話している時あらしさんの人となりを垣間見た私は、こういうこともあるだろうと予想していた。


ミケの小屋を覗くと、もぬけ殻だった。
「どいつもこいつも心配かけやがって!」

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私は昼間ミケがいた場所へ直行した。果たして、ミケはそこにいた。
「どんだけ好きなんだ、その場所が!?」

暗闇でいきなり猫にフラッシュを浴びせるのは厳禁だ。
猫の眼は強い光に弱く、最悪失明することすらある。
この時、私はミケの顔の向きを確認し、遠くからソフトフラッシュで撮影した。

【お詫び】
今回、多くの方からコメントを頂き驚いています。
そして、それ以上に感謝しています。
そのコメントへのご返事が遅れていることをお詫びします。
時間が取れ次第ご返事いたしますので、それまでお待ちください。

wabi






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対策

PM 03:30
ミケはいつもの植込みではなく、防風林の中でうずくまっていた。
そこは前に潅木、後ろには防風ネットがある比較的安全な場所だった。

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しかしミケの表情は、とても寛いでいるとはいい難いモノだった。


そこへ相前後して、IおばさんとK夫妻がやって来た。
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ミケの側には、雨の日に二度会った少年とその友人が立っていた。
傘を持たない少年の姿を見るのは、今日が初めてだ。



K夫妻と入れ違いに、ブースカさんがエサ場を訪れた。
サンマが怪我をしていることを最初に発見したブースカさんを、K夫妻に紹介した。

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私の計画に賛同してくれたKおじさんとは、明日の午後ここで会うことになった。


ブースカさんが、今日二度目の訪問ですと言った。
午前中は椅子を持参し、ミケを長い時間膝に乗せていたそうだ。
その時もミケはここにいたと言う。するとミケは数時間ここに居続けていることになる。

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その時ブースカさんは、リードなしの犬を遊歩道で二度目撃していた。


そこへ、次々と新たな訪問者が現れた。そして、一匹の猫を囲んだ。
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Iおばさん、ゆきママさん、ねこみどりさん、ブースカさん‥‥、この人達と私は顔見知りだが、四人の中には初めて会う人同士もいるようだ。でも、私には誰と誰が初対面だか分からない。
面倒だから紹介することもせず、側で女性四人の話をただ聞いていた。



Iおばさんが帰ったあと、誰が言ったか忘れたが『美女三人』と云う言葉が私の耳に入ってきた。
私はそれに対して、無反応を決めこんだ。ヘタな発言をすると、後々困ると思って‥‥。

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ミケがその言葉を理解できたら、きっと反論するだろう。
「ワタシを忘れていませんか」と。



ブースカさんを見ていると、ミケとサンマの事をどんなに愛しく思っているかが痛いほど分かる。
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ペット禁止のマンションに住むブースカさんにとって、ミケとサンマは大切な愛猫なのだ。


エサ場を去る間際まで、ブースカさんはミケを撫でつづけた。
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ブースカさんには、ご主人のウータンさんと営んでいる飲食店の開店時間が迫っていた。


私の不注意でミケの機嫌を損ねてしまった。
ミケは植込みの中へ入り、私がいくら謝っても振り返りもしない。

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大好きなねこみどりさんが声を掛けても、ミケの機嫌は直らない。


私は柵を乗り越え、ミケに近づいた。そして、ミケを宥めすかした。
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そして、機嫌が直ったミケを私は抱き上げ、柵の外にいたねこみどりさんに手渡した。


ねこみどりさんが、ミケの好物を手ずから与える。
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すると、ミケはゆっくりと食べはじめた。


しかしミケは食べるのを途中で止め、また植込みの中へ入ってしまった。
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サンマが怪我をした日を境に、ミケの様子は明らかに変わってしまった。


ねこみどりさんが再びエサを与えようとしたが、ミケは口を付けない。
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ミケの心にも、大きな傷が残っているのだろう。


猫好きおじさんも、そんなミケが心配でならない様子だ。
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ミケはあの日以来、小屋には入らずここで夜を明かしているようだ。
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湘南海岸には、もうじき梅雨が来る。いつまでもここにいる訳にはいかない。


そのミケを見つめるねこみどりさんの横顔が泣いているように、私には見えた。
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その後、ミケがねこみどりさんを振り返ることはなかった。


エサ場を去るねこみどりさんの後姿は、いかにも悲しげだった。
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ミケとサンマの心の傷は、周りの人にも伝播しはじめていた。


私は昨日あらしさんからのコメントを読み終えた時、ある決断をした。
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今の場所から、ミケとサンマの小屋を移動させる。


二匹の小屋は潅木の陰にあり、遊歩道からは容易に見えない。
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しかし、鼻が利く動物に視覚的な隠蔽は何の役にも立たない。


そこで、他の動物が容易に入れない植込みの中へ、小屋を移すことにした。
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ここは、あの日サンマが傷の痛みに耐え、身を隠していた場所でもある。


明日の午後、Kおじさんと一緒に作業することになっている。
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サンマは今、あらしさんの庇護の元、治療に専念している。
あらしさんからの報告では、サンマの傷は少しずつ治っているそうだ。





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