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wabi

Author:wabi


治療の一環として始めた海岸散策。
そこで知り合った海岸猫たちと交流を
深めるうちに彼らの魅力に心惹かれて
2009年10月に旧ブログを開設。
そして2015年9月に当ブログを新設。

★プロフィール写真は元海岸猫の愛猫

■ブログ紹介
逆境にもめげず健気に そして懸命に
生きぬいている野良猫たちの哀切物語

「海岸猫」とは海岸で暮らす野良猫

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その国における動物の扱い方で判る

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2010年1月23日
東京都荒川区東日暮里で行方不明
詳細は画像をクリックしてください


2012年8月5日
名古屋市緑区姥子山鳴海グランドで
行方不明
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AM 05:50
私は早朝の湘南海岸へ赴き、ミケの墓に参った。

ミケエリア100629-01.jpg


しばらくすると、散歩おばあちゃんがエサ場を訪れた。
このおばあちゃんは、毎朝ミケに会うのを楽しみにしていた。
ミケに向かって「もう会えないと思うと寂しいわ」と言い手を合わせた。

ミケエリア100629-02.jpg
次にdodoさんが焼香に来てくれた。
dodoさんのブログにも毎日のようにミケが登場していた。
私よりもdodoさんの方が、ミケとの付き合いは長い。



Tさんもミケに会いに来た。
ミケエリア100629-03.jpg
そこへゆきママさんも墓参にやって来た。
ミケは寂しくないだろう‥‥こうやって朝早くから多くの人が訪れてくれるのだから‥‥





夕刻、再びミケの墓を訪れると、遺影に傘が立てかけてあった。
ミケエリア100629-04.jpg
「ミケ、お前はホントに多くの人に愛されていたんだなぁ」


狸の墓に新しい花が供えられていた。
ミケエリア100629-05.jpg
「いったい誰だろう‥‥?」


そしてボス母の仔の墓にも‥‥
ミケエリア100629-06.jpg
ここには心優しい人達が集まって来るようだ。


家路に就いた私を、歩道橋の手前で呼び止めた人がいた。
それは以前、ミケのエサ場で何度か顔を合わせた男性だった。

ミケエリア100629-07.jpg
私はその男性にミケの悲報を伝え、墓に案内した。


ミケに会いたい人はここへ来るといい。
ミケエリア100629-08.jpg
ミケはいつでも人懐こい顔で迎えてくれるだろう‥‥





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PM 04:05
急ぎ作った遺影を持って、私はミケに会いにいった。

ミケエリア100628-01.jpg
そしてペットボトルを加工した花立を作り、供えられていた花をそれに生けた。


小屋にあったミケの表札が、誰かの手により墓に供えられていた。
ミケエリア100628-01-02.jpg


そこへK夫妻がやって来た。ふたりはミケの他界を知らなかった。
昨日私が送った2通のメールを、まだ読んでいなかったのだ。

ミケエリア100628-02.jpg
自らが急遽作った線香立にKおじさんが焼香した。


ミケエリア100628-03.jpg
ゆきママさんもミケに会いにきた。


ゆきママさんはミケの墓前に花を供え‥‥
ミケエリア100628-04.jpg
焼香した‥‥


三人がエサ場を去ってしばらくすると、猫好きおじさんがふらりと現れた。
ミケエリア100628-05.jpg
おじさんは無言で、ミケの遺影を長いこと見つめていた。


エサ場のそこかしこに、ミケの生きた証が残されている。
ミケエリア100628-06.jpg
ミケはここで豪快な爪とぎを、何度も私に披露してくれた。


この杭にも、ミケの爪跡をはっきりと見ることができる。
ミケエリア100628-07.jpg
『ガリガリ』と爪をとぐ音が、今でも私の耳に残っている。


天気のいい日、よく体を丸くして寝ていた『日向ぼっこデッキ』‥‥
ミケエリア100628-08.jpg


そして最後にお気に入りだった場所‥‥
ミケエリア100628-09.jpg


ミケのエサ場。
ここは私にとって特別な場所だった‥‥

ミケエリア100628-10.jpg
様々な思い出が交錯して簡単には語れないが、私の人生に於いても忘れられない場所になるだろう。


それから私は、ミケと向かい合わせの椅子に長い間座っていた。
ミケエリア100628-11.jpg
その間、私が一方的に喋り続け、ミケは黙って聞いていた。
最後はオヤジの愚痴になってしまい、きっとミケは辟易としたことだろう。



「ミケ、迷惑だと思うが、この線香が消えるまでもう少し話を聞いてくれ‥‥」
ミケエリア100628-12.jpg





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僥倖

今朝、ねこタカイさんからミケの写真が添付されたメールが届いた。
ミケ100626-01.jpg
しかしメール本文には、ミケの様子を知らせる文言はなく、ただ『写真のみ送付致します』とだけ記してあった。





それがいつだったのか、私は正確な日付を憶えていない。
去年の夏の盛りを過ぎた頃だったという曖昧な記憶しかない。

本当に‥‥私が初めてミケと遇ったのはいつだったのだろう‥‥?

それまで私は湘南海岸に出ると、サイクリングロードを西へ向かって散策していた。
目的は西のエサ場の野良達に会う事だった。
その頃は、サンマも西のエサ場で仲間と一緒に暮らしていた。
サンマは痩せた目立たない野良で、鼻を鳴らしていた印象しかない。

いつしか、私はいつもとは逆の東へも散策の範囲を広げていった。
そうして数日が経ったある日のことだった。
道路脇に備えてあるゴミ箱の上にいる仔猫と遇ったのは‥‥

チビ091012.jpg
同じシチュエーションを後日撮影した写真

それがチビだった。
チビは人懐こく元気なお転婆さんで、私ともすぐ懇意になった。
その頃は、写真を撮ることもなく、ただチビと遊ぶのを楽しんでいた。

チビ091012-02.jpg
私がミケの姿を見たのは、チビと遭遇した数日後という記憶しかない。
チビはエサ場の外へ出てきて道行く人に愛想を振りまいていたが、ミケがエサ場から出てくることはなかった。
その時、ミケの印象は特に際立ったものではなかった‥‥
と言うか、ミケとの初対面の記憶を私は失っているのだ。

カメラを持って海岸へ行くようになったのは9月に入ってからだ。
その頃ブログを始めることなど頭になかった私は、ただミケとチビの写真を漫然と撮っていただけだった。

その頃の写真を見ると、あくまでも被写体はチビだったことが分かる。
チビしか撮影してない日もあった。
皮肉なことに、ブログをはじめてから数日後、チビは里親へ引き取られていった。

それから‥‥私とミケの濃密な交流がはじまった。
その後のことは、このブログにある通りだ。

ちなみに、私が一番最初に撮ったミケの写真には2009年9月12日という日付が記録されている。

ミケ091012.jpg
撮影日 2009/09/12 AM 06:31





今日、ねこタカイさんから電話があったのは午前11時過ぎだった。
私はその電話を切ると、数人にメールや電話で連絡をした。

用事を済ませた私がねこタカイさん宅に着いたのは、正午を少し回った頃だ。
ミケは前回同様、リビングのソファーに横たわっていた。

私が側に寄って声をかけても、ミケにこれといった反応はない。
ただ虚ろに見開かれた眼が時折動くだけだ。

ソファーに横たわるミケの尻尾がやけに大きく見えた。
しかし尻尾が大きくなった訳ではなく、痩せた体がそう見せていたのだ。

午前中にミケを病院へ連れていったタカイ夫妻は、獣医から最後通告に近い言葉を言い渡されていた。
今日ミケは、食べ物をほとんど口にしていない。
ねこみどりさんが作った煮付けの煮汁だけを飲んだそうだ。

私が今日まで書くことができなかったミケの診察結果は『慢性腎不全の末期』である。
治ることはないと獣医に宣告されていた。
しかし同時に延命の可能性が残されているとも言われていた。
その初めての診察から今日がちょうど2週間目に当たる。

ミケは口を開け舌を出して、荒い息遣いで体温調整をしていた。
獣医が言うには、ミケ自身は暑さに苦しんでいるらしい。
それを証明するように、ミケは時折起き上がりソファーの上を移動して涼しい場所を捜し求めた。
ついにはソファーから降りたがるミケを、ねこタカイさんが抱いてフローリングの床へ降ろした。
するとミケは風通りのいい場所で体を伸ばした。

この時、私はまだ僥倖を期待していた。

しばらくして再びミケはソファーへ戻された。
そして、またソファーの上を、ミケは涼しさを求めてよろめく足取りで時折移動した。

タカイ夫妻と私は待っていた。
あらしさんとご主人‥‥そしてサンマの到着を‥‥

そのうちミケは立ち上がることもできなくなった。
時折ねこみどりさんが、スポイドでミケの口へ水を注ぎ込んだ。
ミケは私が来てから、一度も鳴き声を発していない。

午後3時が近づいた頃、あらしさんとご主人に連れられたサンマがやって来た。
その時、ソファーからはみ出したミケの頭を私の右手が支えていた。
サンマが入ったキャリングケースが開かれ、二匹は対面した。

サンマは急激な環境の変化に対応できず、ケースの中でうしろを向きミケと眼を合わそうとしない。
すると、あらしさんのご主人がケースからサンマを出しミケに近づけ、足と足とを合わせた。
私はミケの顔をサンマに向け「ほらミケ、サンマが来てくれたぞ」と言葉をかけたが、ミケに反応はなかった。

それは、再びケースに戻されたサンマが甘ったるい声で鳴いた時だった。

サンマ100627.jpg
私に支えられたミケの口から鳴き声が発せられたのは‥‥

ミケは低い声で鳴きはじめた。
それは、まるでサンマの接近を嫌がっているような唸り声だった。
「なんだミケ、怒っているのか?」と私は言ったが、おそらくミケはもうその声でしか鳴くことができなかったのだろう。
しっかりと見開かれたミケの眼が、サンマから離れなくなった。
そしてありったけの力を振り絞り、サンマに何かを語りかけていた。
それから、ミケの鳴き声は止まなくなった。

サンマが大怪我をする直前にはひとつの小屋で一緒に眠り、鼻と鼻をくっつけるまでに仲良くなっていた二匹である。

ミケサンマ100524.jpg
撮影日 2010/05/24 PM 04:13

ミケサンマ100529.jpg
撮影日 2010/05/29 PM 04:55

ミケの腎臓は以前から悪かったはずだ。
それがサンマの惨劇を目撃したことと、その後のサンマとの別離で急激に悪化させたのだろう。
私は悲しみと同時に、持って行き場のない怒りでハラワタが煮えくり返っていた。
「何であんなに仲の良かった二匹が、こんな目に遭わなけりゃならないんだ~!!
私は心の中で叫び続けていた。

サンマとの対面を果たした数分後だった‥‥
ミケは2、3度体を痙攣させた。
私はしばらく前から人差し指をミケの胸に当て、心臓の鼓動を確認していた。
その指はミケが痙攣したあと‥‥何も感じなくなった‥‥


午後2時58分、ミケは永久の眠りについた。

苦しんだ時間は僅かだったと‥‥思いたい‥‥
ミケ100627-01.jpg
結局、私の願った僥倖はやって来なかった。

ミケはサンマが来ることを知っていたのだ。
だからそれまではと、必死に頑張ったのだろう。
そして、きっとサンマの姿を見て、ミケは安心したのだ。
サンマに最後の別れを告げ‥‥ミケは逝った‥‥


私が最後にミケの姿を撮った写真には2010年6月27日と記録されることになった。


ブースカさんは、ミケの最期に間に合わなかった。
ミケ100627-02.jpg
既に冷たくなったミケを、ブースカさんは愛おしそうに撫ではじめた。


ミケの亡骸をどうするか、皆で話し合った。
火葬という案もあったが、最後にねこタカイさんが言った。
「ミケを長年棲んだ湘南海岸へ埋葬したい。いつでも会えるあのエサ場へ‥‥」



私は一足先に海岸へ行き、長靴おじさんにミケの訃報を知らせた。
すると長靴おじさんはミケのエサ場へ行き、穴を掘りはじめた。

ミケエリア100627-01.jpg
そこはサンマの怪我以来、ミケが好んで居た場所だ。
ミケとサンマの支援者が集まっていた‥‥あの場所だ‥‥



ミケが二週間ぶりに自分のエサ場へ帰ってきた。
ミケエリア100627-02.jpg
Iおばさんとウータンさんも、駆けつけてきた。


ミケエリア100627-03.jpg
長年ミケの世話を続けたIおばさんが、ミケに最後の別れを告げた。


長靴おじさんが掘った穴へ、ミケを静かに寝かせた。
ミケの周りには好物だった食べ物が供えられた。

ミケエリア100627-04.jpg
そして参列者全員の手によりミケは埋葬された。


そこは、湘南海岸の波音が常に聴こえてくる‥‥、
ミケエリア100627-05.jpg
正面に相模湾を望み‥‥、

東に江ノ島を望み‥‥、
ミケエリア100627-06.jpg
そして、西に富士を望む。


多くの人に愛され、多くの人に癒しを与えてくれた一匹の野良‥‥ミケ。
ミケエリア100627-07.jpg
そのミケは、そんな素敵な場所で眠っている。




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