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Author:wabi


治療の一環として始めた海岸散策
そこで知り合った海岸猫たちと交流を
深めるうちに彼らの魅力に心惹かれて2009年10月に旧ブログを開設

そして2015年9月に当ブログへ移転

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★プロフィール写真は元海岸猫の愛猫

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未だ盛夏 (後編)

初めて当ブログを訪ねてくれた人のためと、前回の説明を失念した人のために言っておく。

今現在、日本の季節は “秋” に入っている。

無論このことは世間といくぶん疎遠になった私でも承知している。

だが記事タイトルにもあるように、このブログ内の季節は未だ “夏” である。

その原因を述べると長くなるので前回のブログを参照してもらい、ここでは敢えて割愛したい。(汗)











この日は平日であるにもかかわらず、夕刻になっても海の家は海水浴に興じる人で賑わっている。



そして若者は夏の海に向かって歓喜の雄叫びをあげる。


海岸からほど近い民宿の前でひとりの野良猫が戸惑っている。
彼の名はシロベエ、ボランティアさんの世話を受けて、このエリアで暮らす雄猫である。




どうやら海から出て、汚れた足を外の水道で洗っている民宿の泊り客を警戒して留まっているようだ。


そこで私はシロベエの警戒を解くために民宿へ向かって歩き始めた。
するとシロベエはいきなり脱兎のごとく駆けだした。




後ろ脚を損傷しているとは思えない軽快な動きだ。


私はいつも感心することがある。
それは、夏の盛りに全力疾走しても息一つ切らさない猫の心肺能力の高さだ。


この日はニンゲンならじっとしていても汗みずくになる気温なのに、シロベエはけろりとしている。


かといって猫がニンゲンに比べて暑さに強いわけではない。

実際はその逆で、体内の熱を外に逃がす能力が劣っている猫のほうが、暑さに弱いのだ。





つまりニンゲンがすこし暑いと感じる気温でも、猫の体感温度はすでに猛烈に暑いということだ。

だから家猫の場合、ニンゲンの体感温度に合わせた室温や車内温度だと、いつの間にか熱中症や脱水症になっていたなんてことも起こり得る。

その誘因の一つに全身を被毛で覆われている猫は、ニンゲンのように汗を出して体温調整ができない、ということがある。

ちなみに、猫には肉球と鼻に汗腺があるが、これは体温調整のために働くわけではない。





猫の体温調整は、寒いときには『シバリング』、そして暑いときには『パンティング』で行う。

分りやすくいうと、シバリングとは体を細かく震わせて体温を上げる方法で、パンティングとは犬と同じように口を開けて荒い呼吸をすることで気化熱を出して体温を下げる方法だ。

しかし犬のパンティングはよく見るが、猫のそれは滅多に見ないのはどうしてなのか?

なんとなれば、猫が融通無碍な生活をしているためだ。

つまり犬は否が応でも日に1、2度の散歩をするが、猫にそんな習慣はなく、暑い日は涼しい場所で日がな一日昼寝していられる。

またしょっちゅうグルーミングする猫の場合、唾液の蒸発が体温調整に一役買っているという説もある。







さらにシロベエと茶トラの行動から、猫は頭以外の部位は熱さに鈍感なことも分かった。

この特性の剣呑なところは火傷を負っても猫自身は気づかず、知らぬうちに重傷になっていることだ。

これは本来学習能力が高いはずの猫をもってしても矯正できない、致命的な欠点といえる。

だから暖房器具を使う場合には、飼い主が温度管理に十分気をつけてやる必要がある。



夏の太陽は西に傾いていながらも、地上のすべての物を焼きつくさんばかりに1億5000万kmの彼方から高熱を放っている。


茶トラの後ろの足と尻尾の先も、そんな太陽の陽射しを浴びて今まさにじりじりと焼かれている。



しかし茶トラは平然とした表情をして、なんらの痛痒も感じていないようだ。
だが温度感覚は鈍感なだけで麻痺しているわけではないので、いずれ限界点に達するはず。




シロベエはそんな茶トラの様子を、自身は建物が作る大きな影に身をおいてじっと窺っている。


茶トラもシロベエの気配を感じているようで、耳をそばだてる。
こういう感覚は鋭敏なのに、何故温度感覚は鈍いのだろう。






茶トラは私へ視線を戻すと、いきなり “吠えた” 。
私に対して怒りを表しているのか?しかし私にはまったく身に覚えがない。



その一声をきっかけに、茶トラは断続的に吠え始めた。





彼の怒りの矛先はいったいどこへ向けられているのか?
私が思うに、やはり先ほどと同じように日影にいるはずなのに、どうして快適じゃないんだ、と訴えている気がする。



「なあ、いい加減に気づけよ。お前の後ろの足と尻尾の先が日影からはみ出ていることに」



しかし茶トラは私の言葉など耳に入らないようで、そっぽを向いてさらに吠え続ける。


やがて‥‥。



涼しいはずの日影にいながら、どうして己の身体が火照るのか、茶トラはようやく気づいたようで、やおら起き上がると日向から離れていく。


そして駐車中の車をも覆っている、建物の影の中に四肢を延ばして寝ころがった。





なんのことはない、茶トラは私が最初に発見した場所のすぐ近くに舞い戻って来たというわけだ。





一方シロベエはというと、これまた駐車中の車の下に潜り込んでいる。



実際、猫は駐車中の車があると、条件反射のようにその下へ入り込む。


なんとなれば、未だに野生の本能を規範として生きている猫は、外敵に襲われる危険が少ない場所に身をおこうとするからだ。



それがために、高いところや狭いところを好む。
しかし‥‥。



車の下で昼寝するのは命を危険にさらすことになる。
このエリアでは車の下で寝てしまい、そのまま発進した車のタイヤに轢かれてふたりの海岸猫が命を落としている。




その海岸猫の名は『 ミイロ 』と『 シシマル 』。この2件の事故は、今思い出しても辛い出来事で、忘れることができない。





だから茶トラのようにタイヤの前にいるのを見ると、ついその事故が脳裏をよぎる。



茶トラはそんな私の心配をよそに、潰れたガマ蛙のような格好で地面に腹這っている。


さて、いつまでもこの海岸猫のことを『 茶トラ 』と呼んでいては、滅多に姿を見せないとはいえこのエリアにはもうひとりの名無しの茶トラがいるので紛らわしい。

実はこの茶トラの名前は去年のうちに決めていたのだが、発表する機会がなくて今に至ってしまった。
このエリアの海岸猫の名前には私なりの規準があり、一様に和風の名を付けている。



そこでふてぶてしいまでの面構えとがっちりした体型から連想した武将の名を与えることにした。
その名は、甲斐の虎こと武田信玄にあやかって『 シンゲン 』。


近年になって武田信玄とされていた肖像が、実は別人だという説が有力になっていることは、無論私も承知している。


しかし私としては飽くまでもイメージを優先させたい。
だからこの件で鹿爪らしい異論をコメントで寄せる野暮なことは止めてほしい。


「ということで、今日からお前の名は『 シンゲン 』だ。どうだ気に入ったか?」


しかしシンゲンは、反応を待っている私の顔を一瞥しただけですぐに視線を外してしまった。

「まあ、気に入らなくても別にいい。野良猫に本来名前など不要、というのが私の持論だし、皆それぞれ好き勝手な名で呼んで良いと思っている。ただ記事を書くうえで不便だから符丁として命名しただけだから‥‥」


と言ったものの、私は海岸猫の名前を決めるとき、熟慮に熟慮を重ねる。

やはり実際にその名で彼らに話しかけるし、そうしているうちに名前と海岸猫とは不可分な関係になるからだ。

だから今は会えない海岸猫たちを思い出すときにも、心の中で彼・彼女らの名前を呟く。


そのとき、辺りが人の大声でにわかに騒がしくなった。



シンゲンは煩わしそうに声がするほうへ少し頭を動かして、横目で見やる。


私もシンゲンの視線をたどって振り返ると、帰り支度を終えた若者がトイレの前にたむろしていた。

アルコールも入っているようで、皆一様に大声で話し、ときおり笑い声や喚声をあげる。


シンゲンは興趣をそそられたように、その若者たちの様子をじっと見つめている。



単独行動を好む猫の眼には、群れて騒ぐニンゲンが不思議な生き物として映っているのだろう。


やがてマンウォッチングにも飽きたのか、シンゲンは再び地面に横になった。



そして側にいる私に「なんやおっさん、まだおったんか。あんたはいつも独りぼっちで寂しそうやな。まあ、気いつけて帰りや」とでも言っている風に一瞥を投げかけてきた。







夏の盛り、外で暮らす猫たちは、できるだけ体力を使わないように涼しい場所を探して、そこで浅い眠りを貪っている。











このエリア生え抜きの海岸猫が、今回一度も登場しなかったのを怪訝に思っている方もいるだろう。

“浜の伊達男” ことコジローの身に突然降りかかった事件については、改めて報告するつもりだ。



〈了〉



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Comment

No title

こんにちは
後編を お待ちしていましたので 嬉しかったです♪(=^・^=)
けれど せかすような気持ちは 少しもなくて 待つのも楽し♪です(=^・^=)

家猫も好きですが 外で暮らす猫や犬や・・小さな生き物のことが いつも 気になります。
何の力もなく ただ 案ずるだけですが どうか 無事でいて欲しいと願っています。
 コジローの身におきた話は・・悲しい話でしょうか・・  ・・
 また お待ちしていますね。

No title

コジロー?どうしちゃったのか。。
気になります。

武田信玄からとは イイですね!
雰囲気あります。

今度、うちは真田にしょうかしら(笑)
でも、サナダムシを想像しちゃうからなー。

シンゲン、うちの新田、茶々、大河でドラマが作れそうですね!

No title

『シンゲン』、その風貌に似合ってピッタリだと思います!

コジロー、気にかかります…。

こんばんは

久しぶりと言いますか・・・。
待っていました(*^_^*)
猫は、頭隠して尻隠さずでしょうか。
猫の体温調整のお勉強をしました。

シロベエより茶トラの方が強面ですね。
名前をつけなくてもいいでしょうが、つけると楽しいですよ。
シロベエなら、ミルク。
茶トラなら、チャチャ。

あ、イメージ違います?

車両の下、気をつけなければなりませんね。
よく、下に潜り込むこがいますからね。

いつも写真がいっぱいで(*^_^*)
次回も期待しています。

ねこ眠り さんへ

お待たせしました

拙ブログの更新を心待ちにしていただきありがとうございます。
励みにこそなれ、プレッシャーとは感じていません。
というか、そう感じてもマイペースでしか更新できませんから。(笑)

外で暮らす子は天候や季節の影響をもろに受けますから、
逞しくなければ生きていけないのです。
私としても彼らの生命力を信じることしかできません。

コジローの事件は私にとっても青天の霹靂でした。

おこちゃんさんへ

大河ドラマ

シンゲンという名は1年以上も前に決めていたのですが、
更新が間に合わず、今回やっと発表できました。
気にいて頂けて嬉しいです。

このエリアにいるハチワレは真田幸村にあやかって
『ユキムラ』と名付けました。

夏彦ちゃん、福ちゃん、トラちゃん、ソリちゃんだって
大河ドラマで通用する名前ですよ。
クルミちゃんだって大丈夫。

くまさつお母さまさんへ

名前負け

シンゲン、私としては、この名に恥じない活躍を期待しているのです。
《どんな活躍だぁ?》(笑)

コジロー、無事ではいます。

Miyuさんへ

発進の折には

猫は鼻で温度を感知するのですが、ほかの身体の部位は温度に対して鈍感、
という不思議な感覚を持っています。
なので、こたつやストーブ、アンカ、オイルヒーターなどで低温火傷を
起こす危険があるのです。
Miyuさんちのととろちゃん、もかちゃんも気をつけてあげてください。

私自身は、野良猫に名前は不要だと思っています。
保護されて家猫になった時点で名前をもらえばいいのです。
これには、ブログ内の猫の名は飽くまでも“仮称”であって、
本名は飼い主に付けてほしいとの願いもこもっています。

ドライバーの方には発進するとき、車の下に猫がいるかもしれないと
常に注意をしてほしいですね。
私の近所でも戸建ての駐車場で同じ事故がありましたから。

No title

こんばんわ、ワビさん。

コジローに何がおこったのでしょうか?
コジローは里親が決まり、今は里親の家にいるはずですが?
もしかして、出戻りしたのですか?
コジローにとっては、長年過ごしたシシマルエリアが恋しいのはわかりますが、そうだとしたら、嬉しいような、悲しいような・・・

ケンさんへ

謝罪

ケンさんのコジローについての情報は最新のものです。
私のブログは更新が遅いから、こういう事態もしばしば起こります。
ケンさんのコメントを公開すると、私が記事を書く必要が無くなり、
私としてはすこし困ったことになります。(笑)

申し訳ありませんが、今回のコメントは私が記事を書いた後に公開させて
いただきます。m(_ _)m
非公開コメント



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